もう始発が動いている時間ではあるが、まだ工房・六尺堂を開けられる時間ではない。
荷下ろしは9時の予定。
二次会のカラオケに流れる一団に加わっとけばよかった、と別れてから思ったが。
荷下ろしてみるとけっこうなボリュームで、これは行かなくて正解だった、と思い直す。
荷出した時の記憶はあんまりボリュームのある感じではなかったのだが。
現場で切って、まとまりがなくなった木材とかが、整理つきにくくしてるからか。単純に使い終わったものであるということの印象も大きいかもしれない。
榊原さんは、手伝えなくてすみませんと言って、次の荷下ろし場所に同乗して行ったが、片づけ物に関してはけっこう人の手に任せにくいことも多い。
ゆっくりまったり午後までかけて片づけて、資材のバラしなどは別の日にすることにした。
公演が終わって使わない装置は、そのまま丸ごとゴミになることもあるし、丁寧にバラして資材にする場合もある。
今回はドライバーの手配などの事情で廃棄に回せないので、出来るだけ細かくバラして、資材として流用するものと、ゴミにするものを仕分けることになる。
演劇がどうやってつくられるのか?というのは、なかなか観客に知られないメイキングの部分だが、公演終了後のカタしやバラしは、役者でも経験がない人もいるであろう、さらに、知られざる世界だ。