舞台美術プランとか劇場スタッフとか、

かつては写真とかもしてきた、松本謙一郎のサイト。


今(2010年〜)はもっぱらツイッター( @thinkhand / ログ )で、ブログとしては更新してませんが。
最近は主にもろもろの告知とアーカイブ、ポータル的編集記事など。

2008年あたりは、割と色々書いてます。






























【告知】劇団壱劇屋10周年記念公演「TABOO」

次回、舞台美術プラン公演です。 #壱TABOO



壱劇屋さんとの縁は、2012年の「新しい生活の提案」初演を観て、王子小劇場スタッフ(当時)として声をかけたことから。
個性的で勢いある関西の若手団体として注目し、
東京公演を切望し続けていた。

そのうち自分のほうが関西に引っ越して、
座長・大熊さんとは2015年、東洋企画「偽曲 薮の中」
(の、大熊さん振付、自分の舞台美術)で、ご一緒する機会を得る。
劇場スタッフでいる間には叶わなかった壱劇屋の王子小劇場公演は、2016年の3都市ツアー公演「SQUARE AREA」が、追加公演も行う大盛況で実現した。

大熊さんに東洋企画での舞台美術を面白がっていただいた結果ご指名により、
2017年メイシアター(プロデュース)×壱劇屋「人恋歌〜晶子と鉄幹」で、大熊演出と壱劇屋の面々による作品に初めて関わることなった。
俳優にちょっと負担かもしれない舞台装置も、
身体能力の高い彼らなので、自在に使ってもらえた。


そういえば、東洋企画「偽曲 薮の中」も
俳優の身体運用に大きく影響する舞台装置だったし、
自分の舞台美術プランは、ある時期からそれを強く意識した傾向にあると思う。



そして、今回。

10周年記念、森ノ宮ピロティホールの大舞台に一日公演という挑戦。この大きな機会に、ふたたびご指名いただけたのは、光栄です。


「人恋歌」のときと共通するのは、
年明け公演なので、年末年始の装置製作になる緊張感。
上演台本・戯曲、が大熊さんによるものではないということと、その題材が歴史(日本史)上のものであること。
時代背景や戯曲を読み解くところから作品づくりに関われるのは楽しい。
そして、舞台監督が大先輩のゼン(久保)さんで、これほど心強いことはない。

劇団員のみの公演、10周年の満を持して選んだ戯曲で大劇場に挑むということで、よりガッツリ「壱劇屋」と組んでいると感じる。
そしてルミエールホールでの稽古に顔を出すのは、
壱劇屋の本拠地に乗り込む気分。



舞台美術は今回ならではの、
ちょっと演出にも踏み込んだ美術プランが進んでいます。

以前、思いついたけど実現しなかったアイデア
自分が得意とする方法論
作品も座組や劇場の規模も対局だけど前回の努力クラブから通じる点
今回初めてやってみるプロセスや素材や製作方法


すでにプレ公演(現時点での衣裳、照明、音響、有り。舞台美術のみ最低限のバミリ程度)を終えて、手応え充分。
ここからさらにプランを深め、完成度を上げ、
手探り・実験を重ねると思われる実製作作業に入ります。




料金設定「大劇場」なもんで、自分が観に行くとしても、
また自分の関わる公演としても、少々お高めになりますが、
スタッフワークの視点で舞台美術を見たときにも、
その金額に見合って余りあるものをつくる意気込みでいます。




【劇団壱劇屋10周年記念公演「TABOO」】

https://ichigekiyaoffice.wixsite.com/ichigekiya-taboo

作 / 野田秀樹
演出 / 大熊隆太郎


【日時】
2019年
1/12(土) 11 : 00 / 16 : 00
(上演時間・約150分目標)、


【場所】
森ノ宮ピロティホール (大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5 06-6944-1151)


【チケット】
一般・6000円
学生・3000円
遠征割・各料金の半額(席数限定)
高校生以下・無料(席数限定 / 2回目1000円)
※当日券は各500円増

https://ichigekiyaoffice.wixsite.com/ichigekiya-taboo/project04

こりっち
https://stage.corich.jp/stage/95108




【あらすじ】
バカとして育てられた天皇の子、名を一休
南北戦争の火種になると、命を狙われ逃げおおせ、旅芸人の一座に拾われる。
バカは役者を始め、芸を磨き、恋を覚え、師匠に憧れ、「せぬ芸」へと辿り着く。
バカの出自を知る者たちにより、南北の戦に巻き込まれる一休だが、己の芸を完成させるべく道を探し続ける。




【配役 / 出演】
https://ichigekiyaoffice.wixsite.com/ichigekiya-taboo/project03

梢 /  安達綾子
後小松天皇 /  井立天
世阿弥陀 /  大熊隆太郎
将軍 /  岡村圭輔
芸神 /  柏木明日香
座長 /  河原岳史
新将軍 /  小林嵩平
萌 /  高安智美
楠 /  竹村晋太朗
自天王 /  西分綾香
芸神 /  藤島望
ダルマ /  丸山真輝
一休宗純 /  山本貴大
芸神 /  湯浅春枝


【スタッフ】

照明 / 小野健(NEXT lighting)
音響 / 椎名晃嗣(劇団飛び道具
舞台監督 / 久保克司(スタッフステーション)
舞台美術 / 松本謙一郎
制作 / 武内奈緒(TiA Production)
衣装 / 安達綾子(劇団壱劇屋)
舞台写真撮影 / 河西沙織(劇団壱劇屋)
映像製作 / 河原岳史(劇団壱劇屋)
劇団制作 / 西分綾香(劇団壱劇屋)
企画・制作 / 劇団壱劇屋
協力 / NODA・MAP サンライズプロモーション大阪 NPO法人トイボックス