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2008年4月14日

下見の極意 / 空間の発見

今日は、トリガーライン11月公演のために明石スタジオを下見。
同時に、目前の5月の公演の打合せも。
演出・林田さん、照明・松本永さんといっしょに。

三人とも知っている劇場だし、永さんは何度もやったことある劇場で、今さらと言えば今さら。
まだ半年以上先にも関わらず、今のうちに空間が空いた状態での下見と打合せを強く主張したのは自分である。


ちゃんと、空間を見て、やりたいこと出来ることを考え、5月の公演には次回仮タイトルや作品もチーフを決めて宣伝したほうがいいということがある。
そして、トリガーの今まで三回の公演は年一回ペースの上、その一年の準備期間の間決してハイペースに物事を進められなかったことから、今年の5月・11月というペースに焦ってでもある。
さらに、トリガーは今まで三回の公演、次回5月の公演、がともに王子小劇場とアトリエヘリコプター、という舞台美術家(自分)にとってホームグラウンドの劇場であるというアドバンテージが常にあった。
11月は初のアウェイと言える。
心してかかる必要がある。

しかし、どんな団体・公演でも、ホントはこうやって早い段階でスタッフもそろって、空間を知る時間を持ちたい。
演劇は空間に大きく左右されるので、逆にそこから得られるものは大きい。
トリガーは、すでに各スタッフが馴染みで、台本も構想もゼロの段階から一緒に考えることの出来る座組みになっているので、割とこういうことが理想的な関係で進められる。

やや、遅れて劇場に着くと、その短い時間空間を見た林田さんと永さんの間ですでに、いくつかある作品モチーフのうち、どれにするか決まって盛り上がっていた。
ホントに空間から発見することは多い。
そして、アイデアなんてだれが思いついたものでもいいのだ。
照明家が勝手に空間の使い方や装置の建ち方まで提案すれば、美術家が勝手に作品に描かれるかどうかもわからないシーンの演出を提案する。

まだ見ぬ作品について語るのは、とにかく期待感ばかりが膨らむ時間だ。
目前の5月の公演については気持ちも入れ替わり、各セクションすでに腹をくくっていて、迷いのない感じで、短時間のうちに打合せが進む。
これも早い段階での打合せが功を奏し、アイデアを寝かせた時間が効いている。



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