舞台美術プランとか劇場スタッフとか、

かつては写真とかもしてきた、松本謙一郎のサイト。


今(2010年〜)はもっぱらツイッター( @thinkhand / ログ )で、ブログとしては更新してませんが。
最近は主にもろもろの告知とアーカイブ、ポータル的編集記事など。

2008年あたりは、割と色々書いてます。






























発注装置製作 ツタヤの棚

昼すぎに工房に行く。
知己の舞台監督・桑原さんから請けた、小道具装置づくりの作業をする。
公演全体の美術プランナーがいない、小規模な朗読イベントの現場で、細かいところはお任せの発注。

600mm立方の箱が一つと、それにかかるスロープ、と物はいたって簡単。

しかし、古民具風の仕上がりというオーダーに応えるため、「焼き、削り、ステイン塗装、ニスがけ、荏油で磨き」と、手をかけていたら、割に時間がかかった。
もちろん角はトメ(45度角で合わせる)加工。
簡単なものでいいと言われても、ちょっとした民俗楽器がいっしょに舞台に上がるというから、並べて見劣りしないように、とは考える。
写メにして送ってOKを確認。
お任せで気のきいた物を、というオーダーに応えてちょっとしたデザイン・仕上げを入れられるところが、舞台美術をやっている強み。
どんな簡単な小道具や装置の製作でも、デザインの介在する余地はあるから、言われたままにつくるだけでなく、いくらでも楽しむようにはできる。
こういう単品ものの製作も、気楽で割と嫌いでないなあ、と思う。
今年は、そういう仕事がちょくちょくある。増えてると気づく。
連続模型トリガーラインの番外公演(「青空」「モテイトウ」「カンタンの水」)も、シンプルで軽いノリだし。

19時くらいには工房を出て、JBJJPの稽古場に合流したかったが断念。
ブックオフとかツタヤを回り、JBJJPの参考に「アビス」のDVDを中古を買ってしまおうか迷ったが、借りて済ませる。
ついでに連続模型の参考に、そしてかつて原作初演に関わっていながら、映画化をまだ観ていなかった「紙屋悦子の青春」探していたら、なかなか見つからず終電をなくす。
やっと場所がわかったら「レンタル中

しかし、ツタヤの棚は分類基準がよくわからないジャンル分けがよくされていて困る。
品数が多いとそうもいかないのだろうが、もっとシンプルなジャンル分けだけで、作品名やたまに監督名・俳優名の五十音だけのほうがわかりやすいと感じる。
思いもよらないジャンルにされて見つからないことが少なくない。
渋谷のツタヤほどになると、検索機もあるから目的がはっきりしている時は検索すればいいのだが、画面表示の棚の図が、実際の棚と微妙に違っているのには困った。

深夜バスで帰る。
深夜バスの料金差額で「アビス」迷っているうちに中古が買えていた。