それは自分のメールアドレス作るときに考えた言葉で、自分が舞台美術なんかをプランしたり、製作したりしている際のスタンスを表現してみたものだった。
スケッチでも素材でも、手を動かしながら考える。
行動することによって入ってくる情報・刺激があって、初めて何かつくることが、生み出すことが出来る気がする。
じっと考えているよりまずやってみる、ということだろうか。
しかし今回、連続模型番外公演「モテイトウ」では、それとは逆の印象がある進め方をしてみている。
舞台装置・大道具などを製作する、いわゆる大工仕事などを、演劇の業界用語では「タタキ」(名詞形)「タタく」(動詞形)などと言う。
大道具製作において、釘を打つことが多いあたりからきているのだろう。
ナグリ(舞台装置製作用、大道具さん用の金槌)で釘を「タタく」わけだ。
今回は、言ってみれば「言葉でタタく」プロセスをかなり踏んでいる。
大掛かりな、たくさんの舞台装置を「タタく」のではなく、Googleグループを活用して、事前のイメージの擦り合わせをより濃密に進めている。
もちろん、今回に限らず公演に際しては常に多くの打合せを重ねるし、直接のコミュニケーションによって得られる情報も大きい。
しかし、Googleグループ上のテキストによるコミュニケーションでは、面と向かった打合せだと話の流れで出しそびれたり忘れてしまうアイデアやイメージ、参考図書や映画など、多くの情報量をやりとり出来る。
話に出た参考画像を、同時にグループ上にアップしたり、参考リンクを張ったりも出来るのも便利だ。
顔は合わせていないのに、毎日数十分の打合せを重ねていっているような感覚でもある。
思いついたタイミングで、短いやりとりを回数重ねられるのが効果的だ。
毎日顔を合わせるような製作環境でなくても、こういったツールを使うことでそれが可能になる。
今回は、4本オムニバスで、それぞれ別個に作演出家がおり、並行して稽古が進むため、こういったツールでの打合せを強く推進したのだが、結果としては打合せに質的な変化が発生しているように思う。
多くのイメージや情報の集積をする感覚は、今回の公演コンセプトにも近いと思う。
参加出来なかったスタッフミーティングの議事録などもアップされるので情報の共有にもよい。
グループ上では主に演出家と打合せていても、すでに他のスタッフとも打合せが進んでいると言える。
大道具製作において、釘を打つことが多いあたりからきているのだろう。
ナグリ(舞台装置製作用、大道具さん用の金槌)で釘を「タタく」わけだ。
今回は、言ってみれば「言葉でタタく」プロセスをかなり踏んでいる。
大掛かりな、たくさんの舞台装置を「タタく」のではなく、Googleグループを活用して、事前のイメージの擦り合わせをより濃密に進めている。
もちろん、今回に限らず公演に際しては常に多くの打合せを重ねるし、直接のコミュニケーションによって得られる情報も大きい。
しかし、Googleグループ上のテキストによるコミュニケーションでは、面と向かった打合せだと話の流れで出しそびれたり忘れてしまうアイデアやイメージ、参考図書や映画など、多くの情報量をやりとり出来る。
話に出た参考画像を、同時にグループ上にアップしたり、参考リンクを張ったりも出来るのも便利だ。
顔は合わせていないのに、毎日数十分の打合せを重ねていっているような感覚でもある。
思いついたタイミングで、短いやりとりを回数重ねられるのが効果的だ。
毎日顔を合わせるような製作環境でなくても、こういったツールを使うことでそれが可能になる。
今回は、4本オムニバスで、それぞれ別個に作演出家がおり、並行して稽古が進むため、こういったツールでの打合せを強く推進したのだが、結果としては打合せに質的な変化が発生しているように思う。
多くのイメージや情報の集積をする感覚は、今回の公演コンセプトにも近いと思う。
参加出来なかったスタッフミーティングの議事録などもアップされるので情報の共有にもよい。
グループ上では主に演出家と打合せていても、すでに他のスタッフとも打合せが進んでいると言える。