考える手: 図鑑に載ってない

　公演情報や美術家・衣裳家をググってたら同時に拾えたので。

　「自分、載ってないねんけど」というのはもちろん。あの人もあの人もと思い当たりつつ、最初に思ったのは、こうやって記される「日本の舞台美術の歴史」に松本雄吉が残らないなんてことがあってはいけないだろう！と。
　そうやってググってたら、そういえばあの現代美術家や、あのファッションデザイナーだって、美術プランもする演出家だっているし。俳優や劇団員の傍ら専業スタッフと変わらないレベルの仕事するひとも知ってるし、一回だけでも外すわけにはいかない作品（仕事）だってあるだろう。舞台専門じゃなくてもとんでもない作品つくってることもある。アーカイブとしてなら継続している必要もない。

　まったく知らなかったスゴい人や面白い人いもたくさん出てきて、知識がなかった分野や規模や地域まで、色々な公演・作品があるのだと、調べてみたら世界が広がります。

　それを何らか分類するのは（ま、故人は分けられるとして）難しい。
　し、意味あるとも思えない。
　結果、ものすごいビックネームも（50音順で） 容赦なく 隣に、多様（建築や、映像や、現代美術や、彫刻や、造形や、色々な地域）な人が横並びになるという、なかなか楽しいことになっている。

　狭い「舞台美術」の専門性に捉われる必要もないし、色々な場所で色々なやり方があるということがしみじみと見えました。
　出来るだけ「何らか」にはリンクしてみてますがリンクのない方は、グーグルさんとこりっちで検索すると色々出てきます。

　（リストアップに際して、一度ひととおりググってみてはいます。ググれば何でも出てくるような時代ですが、まず名前も知らないものはググりようがない。このリストはその手がかりになるかも）

　「衣装・衣裳」「メイク・ヘアメイク」さんは（「小劇場」だといない場合も多いけれど）仕事の範囲が舞台だけとは限らないし、装置がない公演やイベントにも仕事があるから、きっとさらにもっと（美術・装置、よりも）たくさんいるはず。

　お店やブランド持って個人向けにも展開してて、市場規模・人口も多いんだろう（そして、サイトやSNS運用とかしっかりしてる方も多い！）ということも、こうしてリストつくってみると実感するのでした。

　そう考えたら「舞台美術（装置）」って、ニッチだなあ、もっと越境したら良いのだと思えてきました。