昨年
2018年の1年間かけて、準備そして提案していた企画を実行する運びになりました。
大阪市立芸術創造館ロビーに設置(置きチラシ)していた演劇・ダンスジャンルのチラシの中で、
2018年1月〜12月の期間(初日)に近畿2府5県で上演された
宣伝美術の中から優れたものを選んで顕彰してみようという、
「芸創置きチラシアワード2018」
http://artcomplex.net/blog/assche/topics/item_831.html
3月6日(水)〜31日(日)の期間、
芸術創造館1F交流サロン(開館時間 10:00~22:30)にて
優秀賞、ベスト20作の展示
(同時に、2018年すべての置きチラシをファイル閲覧できるように設置)
を行います。
最終日3/31には展示期間中来場者からの投票も交えて、
最優秀賞の選考・発表を会場で行います。
発案・企画:
#演劇情報交換会
選考委員:重田龍佑、BGY、松本謙一郎、hige
主催:
大阪市立芸術創造館(指定管理者アートサポート共同事業体)
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【芸創置きチラシアワード2018 最優秀賞】
ママママ「
AUGUST」
2018/7/27~30 @
KAIKA
フライヤーデザイン:坂本俊太
イラストレーション:江田陽子
【芸創置きチラシアワード2018 優秀賞 ベスト20】
Co.山田うん「
モナカ」
2018/1/26 @
ロームシアター京都・サウスホール
宣伝美術:永野ヒロコ(
ZAWAME)
合田団地×和田ながら
粘土の味「オフリミット」
2018/1/26~28 @
京都芸術センター・フリースペース
宣伝美術:岸本昌也
ミュージカル「アメリ」
2018/6/7~10 @
森ノ宮ピロティホール
宣伝美術:江口伸二郎
宣伝写真:樽木優美子(
TRON)
宣伝衣裳:牧野iwao純子、ヨシダミホ
PARCOプロデュース「
HANGMEN(ハングマン)」
2018/6/15~17 @
ロームシアター京都・サウスホール
宣伝美術:榎本太郎
宣伝写真:森﨑恵美子
宣伝ヘアメイク:勇見勝彦、遠山美和子
宣伝衣裳:安野ともこ
KAAT×
地点「山山 /
忘れる日本人」
2018/7/18~21 @
ロームシアター京都・ノースホール
宣伝美術:松本久木
山の写真 / 草の写真:石川竜一
精華高等学校演劇部「
大阪、ミナミの高校生3」
2018/7/21 @
一心寺シアター倶楽
宣伝美術:
株式会社モノデザイン
ママママ「
AUGUST」
2018/7/27~30 @
KAIKA
フライヤーデザイン:坂本俊太
イラストレーション:江田陽子
NPO法人
DANCE BOX「子どもダンス留学@神戸2018」
2018/8/12 @
ArtTheater dB Kobe
宣伝美術:升田学(アートーン)
写真:岩本順平
能×現代演劇「ハナタカ」
2018/8/19~20 @
山本能楽堂
宣伝美術:酒井昌子
青森県立青森中央高等学校演劇部
「
もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら~」
2018/8/22 @
AI・HALL
宣伝美術:勝山修平(
彗星マジック)
劇団りゃんめんにゅーろん
「
未明かばんをとじた C/W 優しい顔ぶれ」
2018/8/24~26 @
劇団未来ワークスタジオ
宣伝美術:山本祐也
演じるシニア2018 帰ってきた、春秋座サバイバーズ
「
レジェンド・オブ・LIVE II(セカンド)」
2018/8/25~26 @
京都芸術劇場・春秋座
宣伝美術:井川萌
宣伝写真:堀川高志(
KUTOWANS STUDIO)
人形劇団クラルテ「はてしない物語」
2018/9/2 @新神戸オリエンタル劇場
2018/9/9 @
クレオ大阪中央・ホール/
2018/9/15 @
吹田市文化会館メイシアター・中ホール
宣伝デザイン:
株式会社モノデザイン
イラスト:西村キヌ
ハコボレ「
はこづめ」
2018/11/2~4 @
ウイングフィールド
総合デザイン:馬詰峻
gene
都ライト新作舞踊公演「幸福の天秤」
2018/11/11 @岩上ホール・駐車スペース
チラシデザイナー:稲垣こと子(
gene)
悪い芝居「
メロメロたち」
2018/11/14~18 @
HEP HALL
宣伝美術:樋口舞子
宣伝写真:勝呂亮伍
南船北馬「
これっぽっちのうち。」
2018/11/21~23 @
ウイングフィールド
チラシデザイン:岸本昌也
MuDA「立ち上がり続けること」
2018/11/23~25 @
京都芸術センター・講堂
宣伝美術:三重野龍
山猫団×
三田村管打団?×新開地舞踊歌劇団
「第一回 新開地カブキモノ大興行」
2018/11/25 @
神戸アートビレッジセンター・KAVCホール
デザイン:ヨシ中谷(
アシタノシカク)
写真:新田さやか
kondaba「彼らの生活」
2018/11/30~12/2 @
細野ビルヂング
宣伝美術:中村詩おり
イラスト:寺田燿児(
yoji & his ghost band)
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BGYさんとの間では日常、演劇の公演情報のあり方や
広報の可能性(思いつきとも言う)について意見交換することが多いのですが、
その流れで昨年2018年は月に一回集まって、
芸術創造館交流サロンにある置きチラシと、
DFG(
Daily Fringe Guide Osaka)に掲載されている公演情報を、
一つ一つ(脱線しながら)チェックして、
互いの知識や情報を交換しつつ調べたり、
登録されてなかったらDFGに登録もしてみたりもする
「
#演劇情報交換会」
を、やり始めてみました。
この演劇情報交換会を発想したとき、
「ここに行けば関西の演劇公演の情報がすべて集まっている!」
という場所があったらよいけど、
そういう場所ってあるだろうか?
という話になりました。
ネット上ではDFGがそれを目指したものだったし、
では演劇公演チラシが集まるリアルな「場所」といえば?
と思い至ったのが芸術創造館でした。
すでに今までもBGYさんがDFGを運営していたときに、
公演チラシで情報を集める場所として、
芸創は必須で効果的だったとのこと。
公演が行われるだけでなく、日々稽古場利用などでもひとが行き交い、
公演本番日や上演前後でなくても開館していて、誰でも入ることができる。
そんな芸創に
「関西で行われるすべての公演情報(チラシなど)」
が集まったら理想的じゃないか?
そう考えました。
ならば、その芸創の置きチラシの年間アワードを行えば、
それが話題やステータスになっていけば、
関西で行われるどの公演も芸創に置きチラシをする(送る)ようになるのではないか?
作品賞などは上演作品を観ないと選考ができないので網羅的な賞が難しいが、
宣伝美術ならば関西を見渡した賞にすることが可能なのではないか?
と、この「芸創置きチラシアワード」を発案しました。
また、現時点でも芸創の置きチラシは、関西のかなりの公演をカバーしているので、
残った置きチラシも資料としての価値があり、ただ廃棄するのは勿体ない。
このアワードの設置を機に、関西で行われる公演のチラシをアーカイブしていくことも提案・模索中です。
アワード選考委員の人選については、
専門家有識者としてどなたかにお願いすることも考えたのですが、
芸創の置きチラシが一年でどのくらいの数になるのか?
選考の議論などにどのくらいの時間を要するのか?
やってみないと見当がつかず依頼もしにくいことから、
まずは初回の今回は、言い出しっぺである自分とBGYさんhigeさん、の三人にで行うことにして、
ここはぜひ芸術創造館館長の重田さんも企画提案とともにお誘いしました。
ベスト20作の選考は過日、6~7時間の議論の末、終了しました。
惜しくも選にもれたチラシについての批評や考察からも、多くの学びを得た実りある時間でした。
展示に来場する方も、投票する方も、ぜひじっくりとチラシを手にとってお楽しみください。
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[ 選考委員プロフィール ]
【重田龍佑】
大阪市立芸術創造館 館長 /
ARTCOMPLEX ディレクター
舞台監督・舞台美術・照明などで多くの劇団やダンスカンパニーに携わった経験を活かし、
関西を中心とした複数の劇場・文化施設の運営や企画製作を行っている。
【BGY / 山本篤史】
大阪を拠点に舞台等の音響操作を務めるかたわら、
2010年に関西の舞台公演情報サイト
「
Daily Fringe Guide Osaka」を個人で立ち上げ、
2017年まで編集人を務める。
【松本謙一郎】
舞台美術家・セノグラファー・フリー大道具スタッフ
2002年から2013年まで
王子小劇場(東京)に勤務、
劇場や演劇祭の企画広報に携わり、
劇場の年間アワードである佐藤佐吉賞の選考に加わる。
2014年から関西で活動。
【hige】
舞台監督・舞台美術・劇団代表
大阪を中心に演劇活動を行う。
スタッフとしては、2001年に「BS−Ⅱ」を立ち上げ所属。
劇団としては特攻舞台Baku-団(2001年~2009年)、
ステージタイガー(2009年~)の中心メンバーとして主に運営側として活動。
演劇を中心としたカリキュラムを持つ
日本写真写真映像専門学校
映像クリエイション学科 舞台製作コースの専任も務める。