舞台美術プランとか劇場スタッフとか、

かつては写真とかもしてきた、松本謙一郎のサイト。


今(2010年〜)はもっぱらツイッター( @thinkhand / ログ )で、ブログとしては更新してませんが。
最近は主にもろもろの告知とアーカイブ、ポータル的編集記事など。

2008年あたりは、割と色々書いてます。






























【告知】プロトテアトル「ノクターン」【延期 > 無観客配信公演】2021/5/29〜5/30 配信〜7/31

【あらすじ】

久しぶりに会う友達の顔はずいぶんと変わっていた。こんな奴だっけ。
記憶はいつも抽象的で、現実の進化についていけない。 
街もずいぶんと変わってしまったな。あのころ遊んだ公園はもう無いそうだ。
おい、その顔はなんだ。そんな顔で見るな。ちくしょう頭が痛い。お前は誰だ。


プロトテアトル史上初の再演。
ウイングカップ5最優秀賞を受賞した「ノクターン」を、
キャストも新たにリクリエイションを行います。

頼りない記憶と言葉が紡ぐ、失われてしまったあの頃。
今作「ノクターン」は、初演時と変わらず、回想劇である。



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コロナ禍が始まって延期になった公演を、一年後に満を持して。
一年前、ちょうど中止〜延期決定した日の稽古場に行き合わせて、その場で初演の映像をワイワイ言いながら見返していたところから今回の上演に向けての創作はスタートしたような気がしている。
その、ワイワイ言い(ツッコミ)ながら見てるのが楽しかったので、「こんな感じで配信したら?」て言ったら、公演予定だった日に、コメンタリー配信することにもなって。




再演、かつ一年の熟成と、度重なる改稿を得て、題名は同じで特に何もついてないけど新しいものになっています。
言うなれば「シン・ノクターン」みたいな。
いや、これが完結(最終決定版)になるのかは知らんけど。
そういえば、この話「エヴァンゲリオン」なところもある?
(「シン・エヴァ」予習しといたらわかる?)
とか言いながら、自分のクレジットは「(劇団ガンダム)」になっている。
そういえばフライヤーイメージのカラーはガンダムカラーだけど。

これは他に思いついてしまった「あること」のためと、クレジットの括弧書きで遊べたら面白いなーと前々から考えていたのでやってみた。
本当に入団しましたけど。一応。
そのうち「演劇基礎教養としてのガンダム上映会」しようとも思って、DVDも買い揃えましたけど。
(※ガンダムとエヴァは、もはや古典的演劇基礎教養なのでは?と思うことが最近。エヴァは若いひとも履修率高い。TLの演劇関係者全般にシン・エヴァへの反応が多い)






※作業場で流してるFM802ではヘビロテではないけど
ヘビロテのように、これがよく流れてるし
しかし、宇多田ヒカルのPVといえば
シベリア少女鉄道二十四の瞳」(2003)
14年後、どころかもう18年かー



実は、よくよく知ってるはずの(これ、とか。今回、実戦・本気バージョンで「測」)
ウイングフィールドで美術プランするのは初。
実は、仕込んだりバラしたりも多くはなかった。
親戚の家か?って気分になるくらい、よく来てるのに。

プロトテアトルに関わるのはこれで三作目。
今回も、あんまり頑張ってない感じに見える(最近の傾向)ものを、 このタイミングだから出来る物や事を全部使って、手間をかけて用意してます。
楽に出来ることを、すごく大変で手間がかかってそうに見せたほうが、儲かるのにね。

プロトテアトル=「試作劇場(あるいは試作演劇)」の名にふさわしく、試作品をつくっては稽古場に入れて、試しながらつくってます。
自分のプラン過程では珍しく模型(といっても一般的な舞台美術模型などでは、もちろん、ない!)をつくってもみたり。


※そういえば、プロトテアトルでは
のときも、模型つくってた。
すっごい簡単でラフなやつだけど。
自分の画力では、この立体を絵に出来なかったから。



美術プラン自体は、前々から機会があれば、合う作品があれば一度やってみたかったアイデアが、この作品にハマった感じ。戯曲は改稿を重ねましたが、美術プランの根本は最初に提案した方針のまま、より深めます。
しかも、コロナ禍も一年の延期も込みの、この2021年春でなければ実現していなかったかもしれない、これは。結果的に。
作業しながら冷静に考えてみると。




【5/24 追記】
延期に次ぐ延期の末、無観客配信公演に決定しました。
複数台カメラで、4ステージ生配信しつつアーカイブ。
2週間後にはさらに編集したものにグレードアップ
〜6/30まで視聴出来ます。
配信でのクオリティを高めることも探りつつ、最終段階の詰めに入っています。


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第10回公演
「ノクターン」


【延期>無観客配信公演】
5/28(金)19:30>上演中止
5/29(土)14:00>配信 / 19:00>配信
5/30(日)14:00>配信 / 19:00>配信
5/31(月)12:00>上演中止

 





配信チケット 1500円
再演セット(配信チケット+初演映像) 2000円


配信映像のアーカイブ閲覧期間【延長】は7月31日23:59まで


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【出演】

小島翔太
    以上、プロトテアトル



【スタッフ】

     皆都いづみシイナナ
     古後七海万博設計
     吳光倩
     水鳥川岳良私見感
舞台監督 / 西野真梨子
美術 / 松本謙一郎(劇団ガンダム
音響 / 廣岡美祐
広報 / 若旦那家康コトリ会議 / ROPEMAN(43))
当日運営 / 竹内桃子匿名劇壇
宣伝美術 / Mock Mops