最近の基本(最低限)腰回り、ホール増員やあまりビスや釘打たない場合のシンプル(軽め)装備。
背面の腰袋外してるときでも、前のエプロンにカッター、ハサミ、小ガチ(ミニバール)を装備してるのが基本。
腰袋には、ナグリ・バール・スケール、あと必要ならクリップボード。
この装備だとインパクトは10.8Vを腰袋に突っ込んでることが多い。
10.8VインパクトはボッシュのGDR10.8V-110
軽い現場だとこのくらい(トルク:110Nm、回転数:0-1200/2600回転/分、打撃数:0-2700/3100回/分、バッテリー3.0Ah)で事足りる。
軽い現場だとこのくらい(トルク:110Nm、回転数:0-1200/2600回転/分、打撃数:0-2700/3100回/分、バッテリー3.0Ah)で事足りる。
舞台・大道具業界では、ボッシュユーザーは少ない。
関西だとボッシュ10.8Vユーザー、自分の他には舞台監督の○本さん・○本さん(劇団ガンダム)しか知らない。
関西だとボッシュ10.8Vユーザー、自分の他には舞台監督の○本さん・○本さん(劇団ガンダム)しか知らない。
エプロンは、シンプル腰袋用(マジックテープで固定するダブルのサバゲーベルト・タクティカルベルト仕様)、ヘビー腰袋用、作業場(塗装や汚れる作業)用、に同じものを三つ使いわけている。
腰袋外している時でも、このエプロンとショルダーバックは装備している。
このエプロンに、カッター・ハサミ・小ガチ(ミニバール)が基本。
右端にカッター・ハサミ、左端に小ガチ、がなんとなく定位置。空いたポケットはその時々で使う物を突っ込む感じであまり決まってない。
スマフォ、筆記具類、チョーク、ビニテ、差し金、図面・紙資料、ちょっとした釘やピンなんかを出し入れしがち。
ヘビー腰袋のときは、メインで使う釘ビス以外の、少なめ・短めのビスや、ビット・ソケット類、回収金物などを一時的に入れたりもする。
ショルダーバックは、バッテリーLEDライト以外、現場ではない普段使いにもしている。
ショルダーに入れてる物は多いので別記事へ >(近日アップ予定)
ここまでの基本装備として
ヘビー腰袋のときは、メインで使う釘ビス以外の、少なめ・短めのビスや、ビット・ソケット類、回収金物などを一時的に入れたりもする。
ショルダーバックは、バッテリーLEDライト以外、現場ではない普段使いにもしている。
ショルダーに入れてる物は多いので別記事へ >(近日アップ予定)
ここまでの基本装備として
カッターはオルファのOL型(上)をずっと愛用していたけど、最近タジマツールのドラフィンL561(下)も使ってみている。共通点としてダイヤルロックと刃先のガードとエンドフィンがついてるのを選んでいる。
ダイヤルロックは「しっかりと刃をロック出来たほうが安全で力を入れたカットをしやすい」というカメアシ時代の先輩による教えから、習慣みたいなもので。
ガードはナグリで叩いてベニヤに開口を開けるのに便利だから。
エンドフィンは、缶の蓋を開けたり、タッカーの刃を外したり、色々に便利。
刃はスピードブレードとかチタンコート刃とか新しいのが出てたら、たまに試してる。
カッターはなくしがちだけど一番最低限でも必要になるので、予備は持つようにしていて、この2タイプとも見かけたら時折複数個買い置きしたりもする。
小劇場劇団系の現場だと、カッターは貸すことが最も多くて、戻って来ないことが最も多い道具でもある。だから自分たちで仕込みしたりする学生劇団とか新人劇団員のひとは、ぜひ100均のでいいから持っていてほしい。
二つもいらないのだけど、ショルダーは普段使いもしていて、デスクワークでもハサミは使うから。
ニッパー(インシュロックをカットするのに特化したやつ)をなくしてからこれにしてみている。鉄腕ハサミGTのほうは、最近試し始めたもので、50mm幅のリノテープをワンアクションで切れるところがポイント。
ハサミは必ずしも持ってない大道具さんも多いけど、上記のようにこのスペックだとニッパーと変わらない用を足す(バインドやインシュロックが切れる)のと、用途しては、
・バミリなどビニテをきれいに切る
ニッパー(インシュロックをカットするのに特化したやつ)をなくしてからこれにしてみている。鉄腕ハサミGTのほうは、最近試し始めたもので、50mm幅のリノテープをワンアクションで切れるところがポイント。
ハサミは必ずしも持ってない大道具さんも多いけど、上記のようにこのスペックだとニッパーと変わらない用を足す(バインドやインシュロックが切れる)のと、用途しては、
・バミリなどビニテをきれいに切る
・表具(経師紙)の目張りを切る
・ベルクロ(マジックテープ)の巻きからの切り出し
などに便利。
などに便利。
通称・小ガチ=ミニバール。
自分は、インテリアバールの小さいものを愛用している。
自分は、インテリアバールの小さいものを愛用している。
パネルの建て込みで天(上端)を合わせるため足元に突っ込み微調整するには、インテリアバール・平バール(特に薄いの)が便利。
(左・尾平)と(中・尾割)は、スターゲンコツというブランドの180mmインテリアバールで、尾割のタイプを長年愛用している。
(左・尾平)と(中・尾割)は、スターゲンコツというブランドの180mmインテリアバールで、尾割のタイプを長年愛用している。
先が細くて4mmタッカーを抜くのにも便利で、狭い隙間に差し込みやすい薄さがよかった。
インテリアバールとして便利だとはいえ、幅が広すぎないのもよい。
インテリアバールとして便利だとはいえ、幅が広すぎないのもよい。
最初に手に入れたのはかつての東宝大工センターだったと思う。
しかし、その後ネット通販では見つからず、関西ではサトウ金物・北白川本店でのみ尾割が、サトウ金物・醍醐店で尾平が手に入るのみで、立ち寄れる際に見かけたら買いだめしていたのだが、、、
(なくしがちなので)
2023年4月現在、メーカーで製造が中止になっているのを確認。
もう、この2本しか残ってない(2022年11月、Theatre E9 Kyotoのバラシで1本なくした。書いとくと出て来るかもしれないので、書いてみとく)ので替わりになる近いものを探したい。
しかし、その後ネット通販では見つからず、関西ではサトウ金物・北白川本店でのみ尾割が、サトウ金物・醍醐店で尾平が手に入るのみで、立ち寄れる際に見かけたら買いだめしていたのだが、、、
(なくしがちなので)
2023年4月現在、メーカーで製造が中止になっているのを確認。
もう、この2本しか残ってない(2022年11月、Theatre E9 Kyotoのバラシで1本なくした。書いとくと出て来るかもしれないので、書いてみとく)ので替わりになる近いものを探したい。
自分の身長・手の長さで8尺のパネルをギリギリ引っ掛けられる長さ。
黒檀に限らず関西でこういう柄に出来るような銘木の端材を手に入れられるところは、現在ほぼ、ないと思われる。たぶん全国的にも「もくもく」が稀有っぽい。
加工した樫、ナラ、まれに黒檀、の「柄」(ただし、舞台玄能らしい形状ではない)なら色々な店頭で見かけることも少なくない。
スケールは、5.5mと2m、基本2個使い分けにしていて、作業場・大道具製作作業では3.5mも入れて使い分けてる。それぞれ、狂い(ツメの曲がり)や捻じれが出たり、錆びたり目盛りが見にくくなったら買い直する消耗品。
ツメ(フック)は落として曲がる・使ってるうちに開く・可動部に誤差が出るなどする。
特に使い分けると、使用頻度が高くなるけど安価な2mはよく買い替え・買い足しする。
2mスケールは基本、ショルダーバックにカラビナ・キーチェーンで装備してる。
作業場だとショルダーしないこともあるので、その時は前述のツールハンガーのものなどを使用。
スケールも持ってないと勝負にならない局面多いので、5.5mと2mとはいえ2個使いにしてると最低限の予備にもなる。使用頻度は2m以下が圧倒的に多いし。

「腰」ではないけど腰道具の範疇に入るところとして、最近ではイベント・展示現場でのヘルメットは基本装備の一つ。
ホールや劇場は規模と場所により、指定・指示(基準が微妙に違う)されたり、貸し出しがあったりなかったり。
「目的としていたものが意外になくて、意外なものがあって買ってしまいがち」なロイヤルホームセンター森之宮店で見かけたトーヨーセフティーの折りたたみメット「BLOOMⅢ MOVO -ムーボ-」をしばらく使ってる。
あんまり他の人や業者(会社)と被らない色(これ、割とポイント。そうでなければ無個性な白や紺、黒くらいが無難)でもあったので。
加工した樫、ナラ、まれに黒檀、の「柄」(ただし、舞台玄能らしい形状ではない)なら色々な店頭で見かけることも少なくない。
ハカマ(舞台玄能用のクサビ)は75mm釘を貫通させて曲げている。
(それが最も丈夫、つまり安全な方法だと最初に教わったので)
末端は梃子にするのにやや斜めにカット(よくある基本)しているけど、全体に丸めてみてる。すっぽ抜けず、軽く握れるようにここの厚み・幅に一番ボリュームをつけている。
全体に薄めに内アールと丸みをつけている。
持つ位置をスライドしたり、ナグリ差しへの出し入れがスムーズになるので。
持つ位置をスライドしたり、ナグリ差しへの出し入れがスムーズになるので。
しかし、こういうところに正解はなくて各人の好み。
予備で、某所でもらった関西ナグリ(上・釘抜きの角度が深い。それが関西ナグリだと、かつてだれかに聞いた)と渋谷の吉沢利工に寄ったときに買った頭がフラットになってるタイプのナグリ(下)
どちらも柄は特にまだ手を加えてないまま(予備なので横着してる)
鍛造したナグリの頭は、鍛冶屋(もともとは主に新潟に多かったと聞く)の高齢化と後継ぎ不足によって年々、入手困難になっていて、店頭で買える店舗も全国的に減っているらしい。
どちらも柄は特にまだ手を加えてないまま(予備なので横着してる)
鍛造したナグリの頭は、鍛冶屋(もともとは主に新潟に多かったと聞く)の高齢化と後継ぎ不足によって年々、入手困難になっていて、店頭で買える店舗も全国的に減っているらしい。
この装備のナグリ差しには、
藤原産業 SK11・革製ハンマー差し SPD-KZ02 にしてみてる。単体で外して使えるのが便利そう、と思ったのだけど、実はあまりそういう局面がないのと、ショルダーにも工具差しを装備していてその機能は活きてないけど、ナグリ差しの選択肢が少ない中では丈夫でもあり悪くない。
バール、左から順に乗り換え使ってきたもの、共通して250mm。
インパクト・ビス普及前のオール釘時代には、もう少し長いのを常用していた。
土牛(左)、カインズホーム・KUROCKER'Sブランドの250mmバール(中)
インパクト・ビス普及前のオール釘時代には、もう少し長いのを常用していた。
土牛(左)、カインズホーム・KUROCKER'Sブランドの250mmバール(中)
現行は一番右の、藤原産業 SK-11・内装バールハンマー付250V
〜38mm程度の釘なら打てるので、現場によって(リノ引くだけ、ひな壇に落ち止め打つだけ、とか)は、これで事足りたりもする。でも、なんとなく大道具さんだとわかるようにナグリ持ってみてる、ていうことも多いけど。
通称「スケール」と呼ばれているけど、本当の名称はコンベックス(コンベックスルール)。
尺寸目盛り付きとmm目盛りの5.5mを現場によって使い分けてるけど、mm目盛りのほうがメイン。舞台〜大道具は尺寸、とはいえ関西(大阪)の大道具会社は東京に比べてmmが基本になってることが多いと思う。
自分も図面はmmで引くし、合板の厚みに2.5mmや5.5mmという0.5mm刻みがある以上、mmで考える〜製作するほうが理にかなっていると考えている。
(尺寸のスケールについて「こんなもんで精密なもんつくれるか!」と仰る大先輩も大阪にはいらっしゃる)
尺寸目盛り付きは何年か前に買ったタジマツール・ロックプラス(のたぶん旧タイプ)。
mm目盛りの5.5mは色々試して現在、やはり定番のタジマツール・Gロック系、セフコンベ Zロック-25 5.5m。他に小さかったり軽かったり悪くないものもあったけど、フック(ツメ)のガードがしっかりしていて丈夫なのが安定の信頼。
尺寸目盛り付きとmm目盛りの5.5mを現場によって使い分けてるけど、mm目盛りのほうがメイン。舞台〜大道具は尺寸、とはいえ関西(大阪)の大道具会社は東京に比べてmmが基本になってることが多いと思う。
自分も図面はmmで引くし、合板の厚みに2.5mmや5.5mmという0.5mm刻みがある以上、mmで考える〜製作するほうが理にかなっていると考えている。
(尺寸のスケールについて「こんなもんで精密なもんつくれるか!」と仰る大先輩も大阪にはいらっしゃる)
尺寸目盛り付きは何年か前に買ったタジマツール・ロックプラス(のたぶん旧タイプ)。
mm目盛りの5.5mは色々試して現在、やはり定番のタジマツール・Gロック系、セフコンベ Zロック-25 5.5m。他に小さかったり軽かったり悪くないものもあったけど、フック(ツメ)のガードがしっかりしていて丈夫なのが安定の信頼。
でもベルトホルダーは別に欲しくなくて、カラビナフックにしている。
スケールは、5.5mと2m、基本2個使い分けにしていて、作業場・大道具製作作業では3.5mも入れて使い分けてる。それぞれ、狂い(ツメの曲がり)や捻じれが出たり、錆びたり目盛りが見にくくなったら買い直する消耗品。
ツメ(フック)は落として曲がる・使ってるうちに開く・可動部に誤差が出るなどする。
特に使い分けると、使用頻度が高くなるけど安価な2mはよく買い替え・買い足しする。
2mスケールは基本、ショルダーバックにカラビナ・キーチェーンで装備してる。
作業場だとショルダーしないこともあるので、その時は前述のツールハンガーのものなどを使用。
スケールも持ってないと勝負にならない局面多いので、5.5mと2mとはいえ2個使いにしてると最低限の予備にもなる。使用頻度は2m以下が圧倒的に多いし。
店頭で見つけた、新潟精機・快段目盛オートロックKAIDANの2m(ALC-1320KD)を試してみたが、目盛りは確かに見やすくて悪くないものの、ベルトフックはツールフックつけるのについてて欲しいし、カラビナがついていた金物は弱そうだし、テープもちょっとヤワかったので、これは「Pro KAIDAN」なら良さそうだから、店頭で現物を確認出来たら試したいところ。
こういうの、通販でジャケ買いは、なんかしにくい。手にとってみたい。
こういうの、通販でジャケ買いは、なんかしにくい。手にとってみたい。
クリップボードは、たぶん随分むかしに無印で買った記憶のアルミ製。
その裏にダイソーかどっか100均で買ったカッターマットをGボンドで貼っている。
たまに忘れがちになるけど、重くもかさばりもしないのであらゆる現場での基本装備には入れている。
図面をキープするのや、ホール現場でバミリをスタンバイするのや、展示現場で目張りの切り出しするのに便利。
(ここまでのところで、以前ウイングフィールドで行った90分ワークショップ「コレダケ」で自分が担当した「打」「測」で紹介した内容の何割かにはなっているような気もする、、、)
その裏にダイソーかどっか100均で買ったカッターマットをGボンドで貼っている。
たまに忘れがちになるけど、重くもかさばりもしないのであらゆる現場での基本装備には入れている。
図面をキープするのや、ホール現場でバミリをスタンバイするのや、展示現場で目張りの切り出しするのに便利。
(ここまでのところで、以前ウイングフィールドで行った90分ワークショップ「コレダケ」で自分が担当した「打」「測」で紹介した内容の何割かにはなっているような気もする、、、)
「腰」ではないけど腰道具の範疇に入るところとして、最近ではイベント・展示現場でのヘルメットは基本装備の一つ。
ホールや劇場は規模と場所により、指定・指示(基準が微妙に違う)されたり、貸し出しがあったりなかったり。
「目的としていたものが意外になくて、意外なものがあって買ってしまいがち」なロイヤルホームセンター森之宮店で見かけたトーヨーセフティーの折りたたみメット「BLOOMⅢ MOVO -ムーボ-」をしばらく使ってる。
あんまり他の人や業者(会社)と被らない色(これ、割とポイント。そうでなければ無個性な白や紺、黒くらいが無難)でもあったので。
オーダーカラーにするなら大阪の作業服店・ダイマツ(ネット通販有り)とか、サトウ金物・醍醐店の店先でも見かけたことがある。そういえば、2017年金氏徹平「tower(THEATER)」のとき衣裳として色とりどりのメットが用意されていたけど、あれはどこで手に入れたものだったか?
ここまでのエプロン、ショルダー、そして基本装備類に加えて、ヘビー腰回りだと腰袋の最低限装備でこんな感じ。イベント・展示現場および「初めての場所」「何があるかよくわからない現場」とかだと、これが基本になる。
詳細は、別記事へ続く >(近日アップ予定)
詳細は、別記事へ続く >(近日アップ予定)
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さて、こういう道具類、ネット通販でも検索して買えるものの、やはり現物を手で確かめたくもなるもの。どこに行けば?というのは、こういう記事を随時更新中
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