舞台美術プランとか劇場スタッフとか、

かつては写真とかもしてきた、松本謙一郎のサイト。


今(2010年〜)はもっぱらツイッター( @thinkhand / ログ )で、ブログとしては更新してませんが。
最近は主にもろもろの告知とアーカイブ、ポータル的編集記事など。

2008年あたりは、割と色々書いてます。






























串音 / 昭和

5/16
今回唯一16時入りの日だが、朝9時から連続模型の残材と某映画製作団体の廃棄物を、通称「夢の島」中央防波堤まで処理しに行く。

五反田に戻って、中華料理「大連」で昼食。
工房(六尺堂)の人はあまり通ってないようだが、アトリエの改装のときとかハイバイの人とはよく来る店。
一見寂れて見えるが、年季の入った小さい店を老夫婦が切り盛りしていて、昼時は近隣のビジネスマンで混んでいる。いい意味で「昭和」の空気が味わえる。
メニューによってはやや個性的な味付けなので、人によって好き嫌いがあると思うが、だいたい何を食ってもそこそこ美味い。

午後、先日のバラし(解体)作業の続きをして、流用する材木を流用先の車に積み込む。
角材系は一定(約60cm)以上の長さあればそのまま使える(と判断して)ので、結束だけして積み込む。
合板の不定形のもの、半端なサイズのものは、貫板の巾(約90mm)に割いて製材し再利用する。
実は「ゴミ」というのは名付け得ぬ物に対する呼称で、一定の規格に統一して整えてやれば、廃材も用途が見えて資材になる。



作業終わって、二階に上がるだけで劇場(アトリエ)入りというのが楽でよい。

夜、本番終演後、マグネシウムリボンの塚本さんを誘って五反田・有楽街の串音に行く。同世代には確実にウケる店なので、以前から誘っていたのだ。
ここも「昭和」を味わえる店。

5/17
翌日終演後も、トリガーのほうで特に飲み席がないということなので、演出の林田さんらを誘って「串音」に行く。
二日続けて行くこともないだろう、と思ったが明日は千秋楽・打上げ、となるのでこの日しか機会がなかった。林田さん他、トリガーにも同世代が多いので、公演中に連れて来たかったのだ。

飲むのも食うのも安く、串揚げも美味い。そして店内は80年代〜90年代頭のグッズで所狭しと飾られ、常に80年代〜90年代頭の音楽が大音量で響いている。落ち着いて話すことは出来ないが、30代をターゲットにして確実に盛り上がる店だ。
リクエストや客の反応で、選曲してかけてくれたりもする。
前日は、アイドル歌謡の時間になっていて、松田聖子の「Rock'n Rouge」が塚本さんにジャストミートしていた。
この日は、BOOWYとか長渕剛(90年前後の)とかの時間になった。
まさに「昭和」。